合気道 「手の内」と「掴む」ということ
私たちの初級審査技には、片手取りの型が多く含まれています。
片手取りは、掴まれている腕の力を使ってしまいがちですが、
腕力を使うと手が離れてしまうことがあります。
手を離れると、その手で殴られるかもしれないという考え方で
原則として取らせた手は切らないようにしたいです。
剣の握りをイメージしておくと
受けの手を切り離したり、離しづらくしたりを
区別してやり易くなります。
「掴む」ということ
「掴む」を理解するために手・指を確認してみましょう。
第3関節の位置は、下記画像の指の付け根の赤線の部分でしょうか。
実際、指を曲げてもらうとわかると思いますが、
第3関節の位置は、下記画像で分かるとおり手の平にあります。
赤線より指先側は可動領域ですので、
そこに力を加えると受けの手が離れる可能性が高くなります。
画像はありませんが、親指側も同じです。
可動領域に力を加えれば受けの手が離れる可能性が高くなります。
(受けががんばって持ってくれるかもしれませんが)
手を開く、閉じるを繰り返しながら観察していると
動く部分と、動かない部分があることが分かるかもしれません。
受けの手を離れないようにするには、動かない部分を攻めるのが有効かもしれません。
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