稽古の積み上げ方
合気道の稽古の積み上げ方について、下図のようなイメージを持っています。
間、呼吸、当たり、結びといった原理原則がベースになり、
それを基に、基本的な身体の遣いを身に付け、
身体を遣いながら形どおりの動きができるようになり、
形稽古を繰り返し稽古して自在に動けるようになり技とする。
私が一番言いたいことは、
すそ野が広がって、はじめて高い山にすることができる
ことです。
合気道の稽古は、型稽古が基本ですからピラミッドの上のほうを対象に稽古しています。
そのため、最初から難しいことをやっているのだろうと思います。
ですが、形稽古を表面的な動きだけ、慣れ合い、力まかせといった内容で繰り返してもピラミッドが歪になるだけで基盤となる領域の錬度を上げられるか甚だ疑問に考えています。
先生によっては、「間」、「剣の遣い」といったテーマを決めた上で形稽古を行ったり、「当たり、結び」といった内容を直接稽古をする場合もありますが、少数派なのではないでしょうか。
形稽古を、
- 何をテーマに
- どういう前提条件で
- どう行うか
各々考えたほうが稽古で多くを得られるのではないかと思います。
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